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インプラントの手術内容

インプラントの手術前

インプラントの手術前

 お口の中で手術しますので、何よりもお口の中の菌と炎症がなくなっている事が重要です。歯肉の状態が最も重要で、術前には数回に渡って歯根表面のプラークヲ徹底的に清掃研磨しておき、良い状態にして置く事が重要です。勿論、虫歯の部位も出来る限り治療をして置き、菌がいなくなるようにしておく事が、大変に重要です。

手術前に歯科用マイクロCTで骨の断面図を解析して、最終的に治した歯がどこまで治せるのか審美的・機能的に計画を立て、植立位置を3次元で立体的に定めて、それを正確に再現出来るように入念な準備を整える事が、患者さんの治療に関わる辛さを劇的に減少出来ます。

術前に治療の80%以上が終了していて、後は実際の手術の場で応用し、無事に終る。備えあれば憂いなし、の心構えこそが、インプラント治療の術前の心得です。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ

 インプラント手術自体は、患者さんが思われる程難しいものでは有りません。余程、下顎の骨の中に水平に埋伏している親知らずがが痛み、抜歯しなければいけない場合の手術の方が難しいですし、複雑になってしまっている歯周病の再生外科治療の方が難しいです。勿論、抜歯即時埋入とか、骨の条件が厳しい場合は難しくなります。が、歯周病の再生治療を出来る医師であれば、これらの手術もこなせます。

近年、最小限の手術MISで行なう、患者さんの辛さを出来るだけ減らす手技の方に改良が進んでいますが、まだ一般的では有りません。出来るのは、極限られたドクターです。手術自体は、局所麻酔下で行なわれるのが一般的で、非常に恐怖感の強い方の場合は鎮静法を用いる場合も有ります。但し鎮静法をしてしまうと、深く寝てしまうので即時荷重というその日に仮歯を審美的に入れる治療は、原則的に不可能になります。何故なら、寝てしまうので噛み合わせの調整が出来ないからです。

インプラントの治療機器

麻酔が十分に効いている事を、確認後いよいよ手術です。歯肉にメスでインプラントを植立する為の骨の面を出して、インプラントのホール形成をドリル等で行ないます。麻酔がちゃんと効いていれば全く痛みは有りませんが、触られていると言う感じは必ずします。ホール形成時は、加熱のし過ぎに注意する為に、冷却用の生食水を掛けます。喉の奥の方に水が溜まりますが、鼻呼吸で出来るだけ動かずジーッとしている事が、手術を早く安全に済ませるコツです。ここが頑張り所なので、石になるつもりで頑張って下さい。ホール形成が正確に出来れば、後は植立するだけです。

植立する時にも、インプラントがぶれないように、ジッと我慢の子でいる事が、直ぐに終るコツです。ここもお口を大きく開けているのが大変でしょうが、頑張って下さい。植立が終了したら、即時荷重出来る場合は審美的な仮歯の製作です。残念ながら、骨が柔らかくて即時荷重出来ない場合は、そのまま術野を閉じて終了です。

即時荷重出来る場合は、審美的に仮歯を製作しながら平行して、骨や歯肉を再生するような治療を行います。仮歯が出来上がったら、患者さん自身に見て頂き、ご要望を叶えるように修正をして、満足頂けたら装着して終了です。

インプラントの治療期間

松元教貢歯科医院院内の様子

 現在使われているインプラントは骨との反応が大変に良く、ものによっては手術後1ヶ月位で骨としっかりとくっ付き、最終的なセラミックの歯等の製作に掛かれます。しかし、大切な歯肉がまだ治癒が終了していない場合、その治るのを妨げないように本歯を製作する事が重要で、セラミックの歯等は、再生を妨げず良好な治癒に導く可能性が高いので、それを狙って早目に仕上げてしまうという治し方が出来るようになってきています。 但し、これは最新の治療方法になりますので、まだ一般的ではなく、一般にはインプラントの骨との統合を下顎でも2~3ヶ月、上顎の場合では4~6ヶ月待つのが普通で、そこから仮歯装着、経過観察、本歯装着と成るので、終了までかなりの時間が掛かると言う事になります。

時と場合によっては追加の手術等を行なう場合も有り、その分治療期間も長くなります。最近では、その反省で治療期間短縮を狙って即時の手技が増えて来ているのです。しかし、これは難易度が高く、極少数のドクターしか日常的には行なっていません。

インプラントに関係する手術

常に清潔な診療台

 インプラントは骨に植立されて維持されるものですから、絶対的に骨が足りないと出来ません。なので、それを改善する為に行なわれる手術が、GBR骨造成手術と言われるインプラントに直接に関係する手術です。但し、インプラントは、元来直径が4mm程度しかなく、歯牙に比べて細い小さいものです。なので現在言われている程には、絶対的に必要かどうか、大いに疑問が有ります。審美的に前歯の部位で歯茎の見えてしまう方が難症例で、それ他の方々は医学上の理由で必要な場合以外は、患者さんの要望に基いて追加的にする手術と理解すべきでしょう。

現在ではグラフトレスソリューションと言われ、短いインプラントや骨の在る所を狙って植立する事も主張されており、GBR骨造成はなるべく避ける方向になっています。これらの新しい手技もやはり歯科用マイクロCTがあっての話になり、新時代のインプラント治療の鍵をこれが握っているとご理解頂けると思います。

次に行なわれるのが歯肉の造成手術で、インプラント周囲に角化歯肉が必要であると主張するドクターも数多くいます。しかし、これも基本的には付加的手術であり、するしないは患者さんの意志が最優先されるべきものです。と言うのは、歯肉はかなりメインテナンスが可能であり、術者と患者が連携してメインテナンスで頑張って解決出来る問題でもあるからです。審美的改善を目的として行なうのは、上でも述べた歯茎が見える方達で、こういう場合は難症例です。歯茎を整える手術は、難易度が高くできる医師を慎重に探さないといけないでしょう。

インプラントに関係する手術で、挙げなければいけない重要なものはもう一つ有ります。それは、抜歯です。残せなくなってしまった歯を抜歯してインプラントになる場合、その部位の病巣を徹底的に取り切る事が、大変に重要です。にも関わらず、歯科医の多くは抜歯したら病気の元がなくなったのだから、綺麗に治ると主張して、除去を徹底しないのです。これをやられてしまうと、もしかすると病巣が骨内に残存し続け、骨細胞が再生しない危惧が残ってしまいます。そうなると、せっかくインプラントを植立しても骨とくっ付かず、上手く行きません。病巣は徹底的に取り切る、これが重要な事なのです。

MI手術について

MI手術について

 今までの歯科の抜歯や歯周病治療の外科では、歯肉を大きく切って開いて処置するのが当たり前でした。
そして、インプラント治療も、その延長で行われて来たのです。しかも、サイナスリフトやGBR骨造成術とか歯肉造成術とか、インプラントに派生する手術はどんどん手術領域を大きくしていってしまっていました。

そうすると、患者さんは大きな手術を受け続ける羽目になり、大変な思いをしてしまう方も続出したのです。
その反省から出て来たのがMI手術、最小限の小さな手術で済ませられないかと言う考えです。インプラントは、元来直径4mm程度でごく細く小さいものです。

歯を回復させるだけなら、大きな手術しないでも充分に植立出来るじゃないか、と言う事が歯科用マイクロCTの普及と共に可能にになり、見直されるようになって来たのです。しかも、大きな手術をしませんから患者さんは当然辛い思いをしませんし、早く綺麗に治ります。

言い換えると、MI手術出来る時にはしなければいけない時代になって来ているのです。つまり、必要以上の侵襲を患者さんにかけてはいけない、与えるような手術はしてはいけないと言う事です。MI手術こそ、真っ当なインプラントの指し示す方向なのです。