インプラントの対象者
インプラントができないケース
重症糖尿病の方は出来ません。ヘビースモーカーの方も成功率がかなり落ちる事が分かっています。全身的疾患をお持ちの方は、出来ない場合が有ります。放射線治療を受けた方も出来ないそうです。
それ以外では、全く歯周病管理に関心がない歯周病の方が、インプラント手術は出来たとしてもトラブルが起きる可能性が高いです。また、食べ物の嗜好で、噛み応えの強いスルメやフランスパン等を好まれる方も、何年かしてからインプラントが揺れてしまう事が有ります。こういう方はセラミックの被せ物の歯も欠けたりするトラブルも起こす可能性が高く、その時点で気が付いて改善すべき所を治す事をお勧めします。
手術をする上での弊害
インプラント手術をすると、どうしてもお口の中に傷口を作っている事になります。従って、日常生活上も、気を付けて生活して頂かなければいけない時期が、どうしても有ります。外科手術をしたと言っても入院まではさせられないのが、インプラントをはじめ歯科治療の難しい所です。患者さんの養生の仕方次第で治り方に相当の差が生じてしまう事が、弊害と言えるでしょう。日常生活上、気を使わなければいけない時期があるということを納得頂く事が、良い治療結果を出せる要因となります。