松元教貢歯科医院からのお知らせ
残念な患者さんにならないで!
インプラント治療が普及しているように見える事と、実際の治療がシンプルで成功するのかどうかと言うことは全く関係がありません。
むしろ、危険性が増している、と知って下さい。
その最たる理由は、インプラントを手掛けようとする歯科医が雨後の竹の子のように爆発的に増えている事、患者さん自身がインプラント治療というものへの理解がまだ未熟な事、DR側、患者さん側双方にあるのです。
今後こう言う問題が現実化して、トラブル報告が相次ぐ事でしょう。
実際の具体例として、某相談のサイトで、単純な絶対に欠かすべきではない手順を省くと言う信じ難いインプラント医による治療を受けた患者さんの深刻な相談が出たりしています。
この患者さんが書いているものを読むと、この患者さん自身がインプラント治療を軽く考えていたんだろうな、と言う節が見られますし、話し合いば未熟なままで治療が進んでいることも推察されます。
これは医療ではありません。
単なるインプラントと言うものを売って金儲けしている実例です、と私には見えます。
そう言う事態がこれから次々と起きるでしょう。
医療側が異常なのは、罰則なりなんなりで制する事が出来るでしょうが、患者さん側は自己責任になりどうしようもありません。
それを避けるには、キチンと勉強をする、学ぶしかないのです。
じゃあどれ位勉強したら良いのか?ですが、私は最低300のサイトを読みましょう、と提案を大真面目にします。
本物は1000の内3つしかない、と言う昔の諺通りです。
実際に私の元に来られる患者さんは300以上サイトを読んで学んで決意した、と言う方達です。
偶然出会った歯科医にインプラントを任せるなんているのは、ぶっつけ本番で試験を受けるようなものです。
その先生で間違いがないのかどうか、勉強したことは無駄にはならない筈。
私自身は、全く勉強されて来られて困りません。
電通の社員さんの実例、共同通信社の記者さんの実例のような酷い常識外れな患者さん方もいますが、反面教師にして学ばせていただいています。
まあ、会社の看板を盾にする奴にはろくな奴はいない、のが普通の常識ですが。
いずれにしても、何か大変な事を決断するに当って簡単に行動するのではなく、勉強すること、これが大事です。
投稿日:2011年5月13日 カテゴリー: