松元教貢歯科医院からのお知らせ
患者さんへ、インプラントと言う言葉だけではなく内容をちゃんと知って下さい!
最近インプラントと言う言葉が有名になって、普通に知られているようになって来ているようですが、実際の事を正しく知っているのではない、と気付かされる事が多く成って来ているようです。
どうやらそのきっかけは芸能人がインプラントしたと言う事をテレビとかで言い触らして、それで綺麗な歯になった、と言う結果だけを広言している為に、インプラントにすると言うのは歯を綺麗にする事だ、と誤解されているらしいです。
インプラントと言う言葉を広めてくれた功績は非常に有り難いものですが、その内容が全く実態と違ったものに成ってしまうと、同じ言葉を使っていても全く話が通じない、トンチンカンな状態になってしまいかねない、と思いますので、正しい理解、チャンとした知識を持っていただきたい、と思います。
インプラントとは、いわゆる患者さんが言う所の差し歯ではありません。
ましてや綺麗なセラミックスの歯を指すものでもありません。
インプラントとは、虫歯や歯周病、歯が割れてしまったとかで歯が抜歯され、何もなくなってしまった所の部位の骨にチタンと言う金属のネジを植立してあるもの、を言います。
通常は、歯茎を切り開いて骨を露出させて、そこにドリルで穴を開け、チタンのネジを捻じ込んで植立し、歯茎を閉じる、と言う植立手術を行います。
そして、下顎3~6ヶ月後に又歯茎を切り開き、アバットメントと言う部品をインプラントに捻じ込んで歯冠を装着します。
これで失われた歯が復活する訳です。
これがインプラント治療で歯が作製出来る、と言う治療内容です。
技工士さんが頑張ってくれて綺麗にピッタリの歯を造りますから、元々の歯よりも綺麗になってくれたりして、インプラントにすると綺麗な歯になる、と言う訳です。
インプラントは、歯がなくなってしまった方の歯を復活させるもので、モデルさんとかの綺麗な歯がインプラントな訳では全くありません。
非常に若く綺麗なモデルさんの歯がインプラントなのでは、と言うのは全く違うと思います。
勿論、もしかして何かしらの原因で歯がなくてインプラントにしているかもしれませんが、一般的には若い方でモデルになったような方ですから、お口を綺麗にするのにも一所懸命で歯が悪い可能性はかなり低い、と思います。
インプラントとは歯がない方の治療に使われるもの。
正しく理解して下さい。
チャンと口腔衛生に努め、自分の歯を綺麗にしていれば余り縁がないだろう、と言う事です。
最後に余計は一言かもしれませんが、言葉だけで知っている気にならずに自分でチャンと調べて知る事も凄く大切なのではありませんか?と素朴な疑問を呈して締め括ります。
投稿日:2011年10月12日 カテゴリー: