松元教貢歯科医院からのお知らせ
歯をなくした原因はなんですか?虫歯、歯周病以外の第3の理由 歯を守るインプラント治療とは
歯は必ず原因があるから失われます。
昔は虫歯が大きな原因でした。
現在では歯周病が一番大きな原因になっています。
歯を失う2大原因が、色々なことが分かって、治療方法、予防法も普及して来ています。
しかし、これらの2大原因が分かって、予防法をチャンと取っていても、歯を失う方がまだいるのです。
それが、自傷咬合習癖を持つ方、簡単に言えば、歯を咬み過ぎる方、食い縛り、噛み締め、歯軋りなどの困った習癖を持たれているとか、普段からの食の好みが歯応えの強いものを好まれる方、軟骨とかアワビ、スルメ、フランスパン等を好まれる方が歯をヒビが入り、そこから虫歯とか歯周病に成り、破壊してしまって、それによって結果的に歯を失われるのです。
これが歯を失う第3の原因です。
自傷咬合習癖が今後最後に残った、なかなか対処方法の難しい歯を失う原因として大きな課題と成って来ているのです。
実を言うと、今まで虫歯だとか歯周病だとか考えられていたものも、自傷咬合習癖が隠れた原因として合ったのではないか、と疑われだしています。
何故かと言うと、自傷咬合習癖のある患者さんは、歯に強い力が掛かる為に、歯にヒビが入ることが非常に多いのです。
特に歯頚部、歯の生えている歯茎との際、境目に縦にヒビが入られているのです。
困ったことに、そのヒビが引っ掛かりとなって虫歯や歯周病の原因に成ってしまっているのでは?とまで最近は疑われ出しています。
噛む力で自分の歯を壊してしまう、信じていただけないかも知れませんが、現実にそう言うことが起きているのです。
こう言う方は、噛む力が非常に強いので、1本歯を失うと次から次と壊してしまって歯を失いかねません。
こう言う方がブリッジにしたり入れ歯にしたりすると、当然支えている他の歯の負担が増し、壊れて行くようになってしまうのです。
なので、こう言う方ほどブリッジにしたり入れ歯にすることは、他の歯を失う切っ掛けになってしまいかねないのです。
そして、やがて大きな入れ歯になって、患者さんは苦労することになってしまうのです。
今まではこのような問題を解決する方法はありませんでした。
しかし、今は人工歯根インプラントがあるのです。
噛む力が強い患者さんに、インプラントで歯のなくなったところを回復すると、他の周りの天然歯が守られ、歯列が守られます。
これが、インプラントの良い使い道として、今後評価される方法なのです。
但し、これだけで解決する訳ではありません。
噛む力が強い方は、その習慣を改める必要があります。
又更に就寝時の無意識下での食い縛り、歯軋りから歯を守る為のナイトガードの装着も必至でしょう。
歯を失う自傷咬合習癖、何事も程ほどが良い、と言うことなのではないでしょうか。
投稿日:2012年5月22日 カテゴリー: