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松元教貢歯科医院からのお知らせ

生物学から考えるインプラント

インプラントは、人工歯根と言われていますが、やはり天然の歯根とは違います。

それを簡単に言うと、インプラントはチタンと言う金属で出来たネジに過ぎない、生体組織ではない、と言うことです。

しかし、チタンと言う金属は理由は分かっていないのですが、骨の中に差し込んで置くと骨の細胞がくっ付いてくれて、全然動かないようになる、だからそれに人工的な歯冠を装着すれば、まるで本物の歯のように使える、そう言う不思議なものなのです。

そして、インプラントが長期的に安定するには、やはり天然歯が安定している条件、骨とか歯茎の状態が必要である、と分かって来ています。

ところが、インプラントと天然歯では、安定する条件が違うのです。

その理由は、歯は生体組織ですが、インプラントは金属体でしかない、と言う所から来ます。

金属体であるチタンは生体反応が出来ないので、生物学的ルールから考えてインプラント周囲に骨と歯茎が一定の幅必要であると分かっています。

歯の場合は、生体組織なのでかなり外側に寄って生えているのが一般的なのです。

それに反して、インプラントは出来るだけ周囲に一定の幅で、だいたい2㎜程度、と言われていますが必要とされています。

ですから、歯に比べると内側に植立しなければいけない、と言うのが生物学的なインプラントのルールなのです。

これは歯科用CTの断面図で見れば直ぐに分かります。

天然の歯根よりも、内側、インプラント周囲に骨が2㎜位はある位置にインプラントは立っていること、それが生物学的に安定するインプラント治療のルールです。

患者さんである皆さんも、このルールは知って置いて損はないと思います。

私は、生物学的にも正しいインプラント治療を普及させたい、と願っています。

 

 

投稿日:2012年6月27日  カテゴリー: